Tuesday, May 17, 2005

スペイン旅行記 1 Barcelona

家を出発し、新宿で乗る予定の成田エクスプレスに乗り遅れる。
ステキな幕開けで僕の旅行は始まった。

とか言って、新宿から中央線で東京駅に先回りし、予定の成田エクスプレスに追いつく。
もちろんこれができることを知らなかったら乗り過ごしはなかったはずだ。
というわけで予定通り成田空港に到着し、無事にアムステルダム経由でバルセロナに向かう。

機内食(デザート?)


今回の旅はワリと無計画だ。
宿は二日分しかとれていない。当然スペイン語など話せない。
ガイドブックにはほとんど英語が通じないと書いてある。不安な気持ちと、飛び込まなければ得られない何かを期待する気持ちが入り交じる。
日本人を狙った「首絞め強盗」(注)とかステキな強盗がでる街で野宿するのはごめんだ。しかし最悪金にモノを言わせれば乗り切れるはずと自分に言い聞かす。

アムステルダム到着。
乗換えの途中、身長2m位ありそうな外人(男)を見かけあからさまに驚き目があってしまう。
すると、チュッチュッとキスの仕草をされる(相手は荷物で手がふさがっている為投げキッスではない)。 ありえない状況に思わず笑ってしまう。
しかし、単にオランダ人が社交的なだけかもしれないが、ホモには気をつけることを心に誓う。

続いてパスポートのチェック。
担当のお兄さんに日本語で話しかけれ笑ってしまう。
オランダ人おそるべし。

他のヨーロッパに比べて、スペインは治安が悪そうだし、
一度でも犯罪に会うと楽しい旅が台無しと空港内のトイレでさえも防犯へは備えは怠らない。 例えば襲われるかもしれないので、人気の多いところを選ぶ。 トイレから出る時も扉を開けたタイミングでいきなり殴られるのを想定し、まず扉のみを開けるなどなどできる限りの想像をめぐらせそれに備える。
自分でも過剰に考えすぎだなと思いつつ扉を開けると
外に人が待ちかまえてる!
と思ったら掃除のおじちゃんだった。掃除するのに人が居なくなるのを待っていたらしい。
でも不審者に見えるよ。

搭乗待ちの間、携帯電話で話し中に歌いだす人物を発見。
他にも、あからさまに苛ついていて怖くて話しかけられない人物(単にトイレを我慢してただけだった)がいたり、スペイン人には驚かされる。
もっとも上記の人が飛行機の隣の席の人で、単に同一人物だったり、 つうかこれを書いている今隣で寝てたりするのは気のせいだろう。

鉄道の切符を買うときに自販機の使い方が分からない(スペイン語とか読めません)。駅員さんに生まれて初めて話し掛けたスペイン語は無事に通じて切符は買えた。自販機を使うには Intelligence が必要だと言う事実に驚く。これまでずっと自販機の方が楽だと思い込んでいた。

地下鉄の乗換駅で初買い物。
ペットボトルの水(1ユーロ)を自販機で買うことにする。
2ユーロ入れてボタンを押すと、弾けるように1ユーロが飛び出して来た。 しかしそれ以上の反応が無い。文句を言いたくとも言葉が出てこないし、誰に文句を言うべきかもわからない。 諦めてキオスクで水を買う。
早速バルセロナの洗礼を受けた気になる。

19時過ぎにバルセロナ着だったので、暗い外国の街で生まれて初めてのホテル探しをしたくなかった。 これが宿を予約しておいた最大の理由だが20時過ぎても日はまだ落ちずに外は十分明るい。
地下鉄で最寄駅についても、迷子になって隣の駅まで歩いてしまったり、目的地にたどり着くまでの道だけがぬかるんでたり、紆余曲折を経てなんとかユースホステルにたどり着く。

これまた初めてのユースホステルでドキドキしながら部屋に入ると部屋に風呂上りの女の子しか居ない。しかも電気は消えている。 スペインでいきなり女子部屋に入り込んだ変質者になるかと心配したが どうやら部屋は合っているらしい(当然英語で会話)。
「性別間違えられたんでは?」、
「こんな部屋で寝れるのか? 」
などなど心配するが、男性もしばらく後に入ってきて(それでも少数派)普通に寝る。


注 ) 首絞め強盗
スペインの都市では日本人を対象に首を絞めて気絶させた上で身包みをはぐスパイシーな強盗さんが出没するらしい。
外傷を残さない分だけある意味紳士的だが…

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