Saturday, May 21, 2005

スペイン旅行記 5 Barcelona

朝7時起床。身支度をして出発。

バスに乗るために出発が早い。チェックアウトは済んでいても鍵を返却する必要がある。しかしスペイン人はこんな時間には働いていないので鍵を郵便受けに入れることになっていた。鍵はまだ持っているので一度外に出た。が、宿から閉め出される。右に回しても左に回しても鍵は一向に開かない。
後になって分かったことだがどうやら鍵を閉めるのに一回転ではなく二回転する必要があったみたいだ。
持ち帰る訳にも行かず、しばし悩むがバスの時間もあるのでバルコニーに投げ入れ逃走。
掃除をすれば程無く見つかるはずだ。と自分に言い聞かせる。

バスには問題なく間にあい、予定通り電車にも乗る。バス待ちの間に昨日食べてあまりに旨かったので既に購入済みのパンを食す。うまい。質、ボリューム、コストパフォーマンスこの全てを満たすパンだ。Cadaquesにお寄りの際には絶対行こうと思う。
来た道を同じくしてBarcelonaに向かう。

Barcelona到着。
まず船の手配をしたいのだがどうしたらよいかさっぱり分からない。観光案内所に行くのは敗北の証だ。とりあえずフェリー乗り場に行けば切符ぐらい売っているだろと向かうことにする。地図を見ると繁華街からほど遠くない所にある。しかし実際に行ってみるとショッピングモールに迷い込む。なんとか地図を参考にそれらしき所(当然地図にはチケット売り場など書いていない)をうろついてチケット売場を発見。しかし3社ほどあるが何時にどこに行く船がどの会社から出ているかさっぱり。しかも売り場にはその内1社の人しかいない。時刻表を所望したが希望の船はない。窓口のお姉さんに相談してみると隣の建物の会社に行くのを勧められる。一歩外に出ると視界には建物など無い。えーと…
諦めて観光案内所を探すことに。
ついでにコインロッカーのような荷物置き場も探すが、ガイドブックには日本語の観光案内所で預かってくれるとある。経路を確保できる上身軽になれると大変魅惑的だ。
しかしここまで来て日本語に頼りたくない。頼ったら負けだ(一体何に?)と非日本語の所へ。ここではチケットは取れんよと代理店を紹介される。が行ってみると休みが十分確保できるように閉店前に容赦無く扉は閉ざされていた。店内の客の仕事が終わる頃には休み時間に突入する算段だ。

これ以上探す手もなく休みが終わるまで時間を潰そうとガウディの最高傑作ともうたわれるEsglesia de la Colonia Guellを目指すことに。
荷物だけでも預けられないかと再度観光案内所を訪れるがBarcelonaにはそんなところはねえと言われる。
しばらく探してみたが、結局重い荷物を背負って出かけることにする。
しかし目的地を目指すもガイドにあるスペイン広場(スペイン広場はスペインのいたるところにある)がどこだか分からずさまよう。結局路線図を探して解決。途中無駄に改札を通り過ぎたり(当然料金が発生)、ひょっとしてキセル?みたいなことをしながら最寄り駅へ。

駅には着いたが、ガイドブックの言葉の説明のみで現地まで辿り着かなければいけないという状況。その状況を楽しむ。残念ながら訳無く到着し案内の人に親切にされながら観光を楽しむ。

17時過ぎ再度代理店を訪れるが店は閉まっている。しまった今日は土曜日だ…
たださえ働かないようにしか見えないスペイン人が益々働かない日である。
もともとmallorcaにも行きたかったので、目的地を問わずにとりあえずフェリー乗り場へ戻る。しかしながら再度隣のビルを訪れるように言われる。方角だけ確認し恐らく建物がありそうな方角へ。しばし歩くと今度は無事発見。
しかし別船の搭乗前で混んでるは、どこで予約すりゃ良いかすら分からないやら。空くまでいじけていた。30分ぐらい待ってなんとかibizaへの搭乗券を購入できた。
夕食にはケバブを食す。ドレッシングが多すぎたりするが完食。釣り銭を間違えらる。観光客だからなめてんのか?と素で思う。散歩してからもはや旅の友cafe con lecheを飲み小休止。
操り人形師に楽しませてもらいながら犯罪が怖いので明るい内にと乗り場へ。

憧れの操り人形師


しかしながら乗り場でIbizaの広告にwater party(えっちい系)とか、乗客のテンションが異常に高いこととか不安要素が出てくる。「やっぱりmallorcaが…」と日本人観光客(カップル)も居そうな安全なリゾート地に行くべきであったかと少し後悔し始める。でも乗客の身なりは普通で少し安心する。ともかく船に乗り込みいざ出発する。
以前船中泊した時は雑魚寝出来たがここはスペイン、靴を脱ぐ文化が無いので座席しかない。しかも座席はリクライニングすらない。ともかく頑張って寝る。

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